法政大学建築同窓会メルマガ

No.004   2010年7月23日発行
     
   


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□法政大学建築同窓会ニュース[Number004](2010年07月23日発行)
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各地に被害をもたらした集中豪雨の後、全国的にいっきに猛暑に突入しており
ます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
法政大学建築同窓会のメルマガ第4号をお届けいたします。
お仕事の合間のひと時おつき合いいただくと幸いです。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション展」レポート
2.第13回法匠展レポート
3.リレー・エッセイ「何処へ」(山本純弘)
4.編集後記
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1.「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション展」レポート
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 現在、竹橋の近代美術館にて「建築はどこにあるの?」という建築展が開
かれています。
 具体な建築物を写真や模型で展示する建築展ではなく、新作インスタレー
ションによって建築のイメージを提示する内容です。詳しくはHPの概要に端
的に説明されています。出展しているのは40年代から70年代生まれの7組の
建築家です。
  その7人の中に、法政大学OBで現在母校で教鞭をとられている中村竜治さん
がいます。(けっして饒舌ではない人となりに呼応しているかのように、最終
学歴である芸大院卒しか図録の経歴にも紹介されていません。掲載インタビュ
ーも一番短い(^-^)。) 彼の「とうもろこし畑」(写真)という作品は、
いつまでも見飽きないとても魅力的なインスタレーションです。7つの作品の
なかでもとくに印象深いものとなっています。
  無垢なる問いとも痛烈な批評ともとれる「建築はどこにあるの?」という
テーマのもと、見る側もいっしょになって思考をめぐらせる、またとない機会
を与えてくれる展覧会だと思います。フラッシュなしであれば自由に写真を撮
ることがでるのも、見る側の参加を促す、たのしい仕掛けのようです。巨匠回
顧展ではない建築展が公立美術館で企画されることもジツはめずらしいことで
す。あと1ヶ月ほどの期間ですが、あしをはこんでみてください。
会場:東京国立近代美術館
日時:2010年4月29日〜8月8日
http://www.momat.go.jp/Honkan/where_is_architecture/index.html
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2.第13回法匠展レポート
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 第13回 法匠展50は2010年6月11日(金)より15日(火)までの期間、三鷹の
武蔵野芸能劇場で開催されました。
HPでは展示の様子を写真にてレポートしております。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/houshou/2010r/houshou2010.htm
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3.リレー・エッセイ
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「何処へ」 
1971年卒業 宮脇研究室 山本 純弘
 自分自身の事務所を始めてから今年で30年になります。思えば随分遠く
まで来たものです。
 最近、周りの人達から趣味が変わってきたと言われています。還暦を迎えた
時に、思うところがあって、西国三十三ヶ所の観音霊場巡礼をはじめました。
半年ほどで廻りきりましたが、その時は廻ることが目的になってしまっていて、
内容をあまり記憶していません。これでは意味がないと気が付き、今度は時間
を掛けてもう一度ゆっくりと巡礼しようと考えています。
 この巡礼を始めた頃から、社寺仏閣や仏像、日本画、和陶器に興味が湧いてき
て、このところは特に仏像巡りも始めています。それを助長するかのように、
関西の京都テレビで「仏像大好」と言う番組を見つけました。(既に今は終了
していますが)この番組では奈良の様々な仏像を紹介していました。さほど一般
的に知られていない寺院でも、とても心打たれる仏像様が数多くいらっしゃいま
す。昔はそんな気持になることがあるとは思ってもいませんでしたが、確かに
趣味が変わってきているのかもしれません。いよいよ玄冬の域に入ってしまった
のかな。(今急いで調べてみたら、玄冬は60代後半からだそうで、まだ白秋辺り
に辛うじてくっ付いているようです。)
 その他にも、展覧会と言えば日本画、陶器、仏像など、先日はルノアール展に
も行ってみたのですが、心惹かれるものを感じませんでした。自分自身でも不思
議なくらいです。
 そのような気持が最近依頼された住宅の設計にも如実に現れているようで、
ますますディテールを気にするようになり、時間が今まで以上に掛かってしまう
ようになりました。当然コストにも跳ね返ってきますので、クライアントにも随分
とご迷惑をかけているようです。 
 西国三十三ヶ所観音巡礼の一番札所、青岸渡寺です。和歌山県の那智地方には
補陀落渡海と言う風習があり、多くの僧がこの捨身行を行ったとされています。
このような事実を知るにつけ、何かもっとやらなければと言う気持になってしま
います。
HPでは写真も掲載いたしております。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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4.編集後記
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全国的に猛暑です。暑気払いなどと称して大学同期で飲む機会も多いのではない
でしょうか?その際にはぜひ、メルマガで乾杯!法政建築同窓会HPで乾杯!で
会を盛り上げていただければ幸甚です。
HPに、中村竜治さんの出品する「建築はどこにあるの?」展のレポートをアップ
しましたが、近代美術館へは行かれましたでしょうか?こんな具合に、ぜひ皆さま
がお持ちのネタを「メルマガ編集部」までお送りいただき、ライブにニュースを
共有していきたいと思います。
ご自身のあるいは知人のオープンハウス、展示会、HPへのリンク希望、受賞、
エッセイ投稿、出展、出版、出産(^-^)なんでもけっこうです。メルマガ登録の
皆さまの支えで持って、活性化していければうれしいかぎりです。
では次号は一月後の発行予定です。
(編集後記担当:岡崎)
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