法政大学建築同窓会メルマガ

No.023

  2012年02月24日発行
     
   

 

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□法政大学建築同窓会ニュース[Number023](2012年02月24日発行)
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東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。
 今年の冬は例年になく寒さが厳しく、梅の開花も大幅に遅れているようです。
 そんな寒さの中、春の到来が待ち遠しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今月も同窓会ニュースをお送りします。忙しい合間に手に取って、学生時代に思いを馳せて
いただければ幸いです。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.第8回大江宏賞公開講評審査会のご案内
2.リレー・エッセイ(宮宇地ゼミ 二瓶 渉)
3.編集後記
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1.第8回大江宏賞公開講評審査会のご案内
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第8回大江宏賞公開講評審査会が3月31日(土)13:00より市谷田町校舎5階マルチメディア
ホールにおいて開催されます。ぜひ皆様お誘いあわせのうえお出で下さい。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/ohe_award/2011/intro8th.html
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2.リレー・エッセイ
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「近代建築再考」
1987年卒業 宮宇地ゼミ 二瓶 渉
  久々に、建築が本来持っている”POWER"に出会い、しばらくしてからでも、深くその感覚が
刻まれたくらい、強い印象でありました。
  2つ目は、法政大学55/58年館。皆様ご存知、1955年、1958年竣工した大江宏氏設計です。
  市ヶ谷キャンパスにあるこの校舎には、当初小金井校舎で学んでいたため、ちゃんと見学せずに
卒業してしまいました。
  その校舎が解体、建て直す計画があり、その計画に異議を唱えるために「法政大学55/58年館
の再生を望む会」が発足され、恥ずかしながらその見学会にてはじめて、大江新先生に案内して
もらいようやく“じっくり”見たのです。
  ピロティや軽快な割付けのカーテンウォール、そしてシェル構造のルーフといった近代の建築的
要素がちりばめられながら、どこか日本的要素が感じられる建築です。
  教室前の天井高のある廊下には、カーテンウォールの手前に並ぶ円柱が、寺院などのモニュメンタル
な列柱を連想させます。
  列柱が佇んでいる空間がとても力強く感じ、ここでも空間が心に刻み込まれたのです。
  現役でちゃんと使用されている大学校舎ですが、とてもメンテナンスが行き届いていて、初期の
オリジナルを細部に渡って継承してことも手伝って、当初の建築がちゃんと息づいているのも大きな
理由でしょう。どうしても、頭で考えて理解をしようとして、建築を見る事が多いこのごろであった
ので、いずれもこの2つの建築を通じて、あらためて考えたことは、建築を“感じる”ということでした。
空間が発するメーセージを感覚で受け取ることで、空間は、はじめて“心に刻まれる”風景になるような
気がしました。
  近代の持つ、ストラクチャーの強さが、そうさせたのでしょうか。
  2つの近代建築を通じて、なんとなく思いました。
「法政大学55/58年館の再生を望む会」
http://www.55-58saisei.sakura.ne.jp/http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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3.編集後記
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 東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
昨年3月11日の大災害から、もうすぐ丸一年を迎えます。
地震、津波の被害にあわれた方、福島の原発事故により不便な生活を余儀なくされている方々、
まだまだ復旧には程遠い状態です。一日も早く正常な生活を取り戻せるようお祈りいたします。

 先日行われた、卒業設計公開講評審査会では、震災で避難している集落が、そっくりそのまま生活
できるように施設を計画した待鳥洵子さんの案が見事1等賞を受賞しました。
 学生たちの考え方にも、震災とその後の世の中のありようが大きく影響を与えているように思えます。

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 このメルマガを通して建築学科卒業生の輪が広がることを望んでいます。(編集後記担当:小島)
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