法政大学建築同窓会メルマガ

No.029

  2012年08月24日発行
     
   

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□法政大学建築同窓会ニュース[Number029](2012年08月24日発行)
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東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。
 お盆も明けて少しは涼しい日も来るかと思いきや毎年のように残暑はひどく、熱帯夜も続きます。
 ピークを過ぎたとはいえ夜になっても蝉が鳴き続け気温湿度も下がりません。
 こういうときは体調壊しがちです。きっちりしたライフサイクルとバランスのとれた食生活を
こころがけたいものです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
法政大学建築同窓会のメルマガ29号をお届けいたします。
お仕事の合間のひと時をお付き合いいただけると幸いです。http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.第15回法匠展50の展示作品を掲載
2.リレー・エッセイ(小堀哲夫)
3.編集後記
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1.第15回法匠展50の展示作品を掲載
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6月15日より19日まで行われた、第15回法匠展50の展示作品を掲載しました。参加者の力作をぜひ
ご覧ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/houshou/2012r/houshou2012.htm
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2.リレー・エッセイ
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「建築と自然の最適解」
1997年修了 陣内ゼミ 種田 元晴
 昨年地震がありました。突然、自然によってすべてのものが奪われた人のことを考えると、
どうしても思考が停止してしまいます。たとえば関東大震災が明日起きて、自分の幸せな
家族や家や街がまったくなくなってしまった事実に直面したときに、気が狂わなくても生きて
いけるかということが想像できません。普段、われわれはそういった考えなくてもいいことは、
無意識に避けて生きています。避けないと生きていけませんし、結局人間は最後にかならず
「死」がまっているという事実、またそれが明日かもしれないということなどは考えていません。
実は建築を設計することは、考えなくてもいい事を人に代わって考えることだということ
なんじゃないかと思います。もちろん専門家として考えなければいけない建築法規、コスト、
技術、要望、個人的好みなどはベースにありますが、生きることとはどういうことかとか、
幸せとはどういうことか、自然とはなにかということを、プランニングやデザインで探すこと
だと思っています。 人間や動物や昆虫は自然の一部であるということは考えればなんとなくわかります。ただ建築や
構築物はどうでしょうか。自然から切り離されたものではなくて、かつて日本家屋を想像すれば
わかりますが、自然材料や、土地、気候、文化との最適解が建築でした。そのような最適解は
すぐに出現したものではないですが、われわれは近代建築という時代を通して、自然と断裂した
建築を経験した今、もう一度新しい自然との最適解を作っていく必要があるとおもいます。
最近研究所の設計が多く、クライアントの要望の大小さまざまですが、研究とは、本来経済活動や
生産性とは切り離され、考えなくてもいい事を考え、そして最終的には経済活動に還元していく
ところまでを目標とします。そういった研究が生まれる建築とはなんだろうかと、ずっと考えて
います。そこで考えていることも実は自然と人間との最適解です。いままさにそういった建築が
できつつあることにとても興奮しています。http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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3.編集後記
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 東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
 先日連日繰り広げられてきたロンドンオリンピックは閉幕いたしました。
 当初はお家芸の柔道が低調な滑り出しで危惧したものの、終わってみれば皆勤のメダル獲得。総メダル数も
今まで最多のアテネオリンピックを上回る38個。金メダルの数は少ないものの女子サッカー初メダル、女子
バレーボール、ボクシングなどでの久しぶりの獲得などもあり、最期には盛り上り閉幕いたしました。
 銀座中央通りでは50万人にも及ぶ凱旋パレードも開かれ、次の開催地には是非東京をという機運も高まった
のではないでしょうか。
 また29日からはロンドンパラリンピックが開催されます。こちらも普段馴染みのないものですが、是非応援
したいものです。
 編集部では、法政大学及び卒業生に関する情報をお待ちしています。どのようなことでも結構ですので
編集部までお送りください。又、メルマガへの購読登録をまだしていないお知り合いがいましたら是非
購読を進めて下さい。
 このメルマガを通して建築学科卒業生の輪が広がることを望んでいます。(編集後記担当:鈴木)
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