法政大学建築同窓会メルマガ

No.047

  2013年02月25日発行
     
   

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□法政大学建築同窓会ニュース[Number047](2014年2月25日発行) 
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東日本大震災で被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
皆様の安全と被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。
この冬は例年になく寒さが厳しく、関東地方も記録的な大雪に見舞われましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
同窓会メールマガジン、第47号をお送りします。
忙しい仕事の合間のひと時、手を休めて読んでいただければ幸いです。

http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/
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目次
1.建築学科連続講義「モダニズムを巡って」のご案内
2.今年度卒業設計公開講評審査会
3.今年度建築同窓会新年会
4.「金田真聡のドイツ・ベルリン建築通信」第9号「なぜドイツは、エネルギー転換を決断することができたのか」
5.リレー・エッセイ(岡本哲志)
6.編集後記
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1.建築学科連続講義「モダニズムを巡って」のご案内
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建築学科連続講義「モダニズムを巡って」の最終回として、建築家槙文彦さんと富永譲先生の対談が、3月1日(土)15:00
より市ヶ谷キャンパス外濠校舎において開催されます。またあわせて、本年度で法政大学を退任される富永譲教授の〈建築家〉
としての展覧会「富永讓アーカイヴ展」を開催しています。皆様お誘いあわせの上ぜひおいでください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20140301/lecture_2014.html
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2.今年度卒業設計公開講評審査会
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2月1日の今年度卒業設計公開講評審査会の模様を掲載しました。当日の熱気あふれる審査の様子をご覧ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/sekkei/2014/sotsukei2014.htm
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3.今年度建築同窓会新年会
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去る1月29日(水)に行われた建築同窓会新年会の様子を掲載しました。当日参加された方も、参加できなかった方も、
同窓生、先生方の元気な様子をぜひご覧ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/event/20140129/sinnen14.htm
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4.「金田真聡のドイツ・ベルリン建築通信」第9号「なぜドイツは、エネルギー転換を決断することができたのか」
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金田真聡のドイツ・ベルリン建築通信」第9号「なぜドイツは、エネルギー転換を決断することができたのか」を掲載
しました。ドイツにおけるエネルギー問題についてインタビュー形式で書かれています。
大変興味深い話なのでぜひご覧ください。
http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/berlin/berlin_report.html#new
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5.リレー・エッセイ
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「三陸の「場所」と「文化」の価値を解き明かすために」
1980年卒業 河原ゼミ 岡本哲志
 3年前、三陸で巨大な地震・津波が起きた。その時、一刻も早く調査に出向く選択肢もあった。ただ、現地での調査被害の
話を数多く聞くにつけ、「何のための調査・研究なのか」を明確にした上で、三陸を訪れるべきとの思いに至る。4月に入り、
国土地理院がネット上で公開した被災直後の空中写真を手がかりに、一つ一つの都市や集落の被害状況を分析するとともに、
集落立地を詳細に調べはじめた。その間、新聞報道などでは、三陸の都市や集落の壊滅的な様子、各港の地震による激しい
地盤沈下を伝えていた。一方、空中写真からは、大須浜、熊沢浜など幾つかの集落が最小限の津波被害にとどまっていると
わかる。
 2011年3月11日から4カ月半後、季刊「city&life(都市のしくみとくらし)」への掲載原稿を頼まれ、石巻から宮古まで
三陸沿岸の都市と集落をルポする4泊5日の旅にでた。このルポは都市史を専門とする研究者の目で、三陸の現状を見聞きし
感じたことを記すことが最大のミッションだったが、実際に集落空間を肌で感じ、その場の空気を嗅ぎ取っていくにつれ、
都市生活者に忘れ去られていた三陸の「場所」と「文化」の価値を津波被害の少ない集落で解き明かすことが三陸の復興・
再生に向けた重要なステップとなると感じるようになる。2011年11月と2012年3月、再び三陸の都市や集落を訪ねた。
人づてに、話を聞ける人たちの輪が広がる。2012年7月の調査からは、現地の浜に宿泊できるようになり、大須浜をはじめと
した幾つかの集落でヒアリング調査、実測調査を本格的に試みた。
 さらに、法政大学のOB、学生を加えながら、2012年9月、2013年6月、2013年8月、2013年11月と調査を重ね、
大須浜、侍浜では建物内部の実測調査も試みた。大須浜にあるAT邸は、建物内部の構成が広間型三間間取りの伝統を守る。
築二百年の黒光りする柱や梁の太さに圧倒された。大須浜は、地震・津波が繰り返される三陸にあって、八百年以上もの間、
人々のいとなみ、集落の仕組みを永々と受け継いできた歴史がある。また、雄勝法印神楽という神事は、同じ長い時間を浜と
共有しながら旧暦3月15日(2014年は4月14日)に行われ続けてきた。現時点で、大須浜という場所の空間的、文化的に
持続されてきた歴史を解き明かすことは、地に根を張った三陸の復興・再生のあり方を示す重要なテーマの一つであると
確信している。地道な活動だが、2014年4月以降も、大須浜を拠点に、雄勝半島、牡鹿半島などの集落調査を継続し、
法政大学のOB、OG、学生たちとともに研究成果を発表し続け、都市史の立場から三陸の復興・再生の一助にしていきたい。http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/essay/essay.html
リレーエッセイは編集部から依頼するとともに随時募集もしております。
是非奮ってご応募下さい。詳細は下記アドレスからどうぞ。
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6.編集後記
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 東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
 2月1日には今年度の卒業設計公開講評審査会が行われました。15名のエントリー学生の間で果敢なプレゼンテーションが
繰り広げられました。審査員の間からは厳しい批判もありましたが、学生たちの初々しい想像力に富んだ提案には、いつも心を
躍らせるものがあります。同窓会ホームページにも当日の模様を掲載していますので、ぜひ見ていただき、学生時代に思いを
馳せていただければと思います。
 編集部では、法政大学及び卒業生に関する情報をお待ちしています。どのようなことでも結構ですので編集部までお送り
ください。又、メルマガへの購読登録をまだしていないお知り合いがいましたら是非購読を勧めて下さい。このメルマガを
通して建築学科卒業生の輪が広がることを望んでいます

(編集後記担当:小島)
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