大江 宏

 1913年 秋田県秋田市生まれ。
 1938年、東京帝国大学工学部建築学科卒業後、文部省技師、三菱地所建築部技師を経て、1946年大江新太郎建築事務所を継承。1950年法政大学工学部教授に就任。1954年、丹下健三・吉阪隆正らと共に「例の会」を結成。1962年大江宏建築事務所に改称。法政大学建築学科の礎をつくった。1985 年日本芸術院会員。1988年に建築設計、建築論、建築教育における一連の業績により日本建築学会賞大賞を受賞。
 1989年3月3日死去、享年75。

略歴    
1913年
  秋田市に生まれる
1938年
  東京帝国大学工学部建築学科卒業
1938年
  文部省技師
1940年
  三菱地所建築部技師
1946年
  大江新太郎建築事務所を継承
1948年
  法政工業専門学校建設科教授
1950年
  法政大学工学部教授
1958年
  日本建築学会理事・建築学会編集委員長
1959年
  日本建築家協会理事・企画委員長・建築学会賞選考委員
1960年
  メキシコ建築家協会名誉会員
1962年
  工学博士(東京大学)の学位を受ける
  大江宏建築事務所と改称
1967年
  日本建築学会建築教育委員会大学部会長
1970年
  法政大学工学部長 日本建築家協会副会長
1971年
  日本建築学会賞審査第2部会長
1972年
  中央建築士審査会委員
1973年
  日本建築家協会会長
1977年
  文化財保護審議会専門委員
1982年
  日本建築学会名誉会員
1984年
  法政大学名誉教授
1985年
  日本芸術院会員
1989年
  3月3日 永眠
   
受賞
   
1959年
  芸術選奨<法政大学>
  建築学会賞<法政大学>
1969年
  建築業協会賞<法政大学>
1974年
  毎日芸術賞<香川県立丸亀武道館>
1981年
  日本芸術院賞<香川県立丸亀武道館>
1985年
  建築業協会賞<国立能楽堂>
1988年
  日本建築学会大賞<建築設計・建築論・建築教育における一連の業績>
   
主な作品
   
    香川県立丸亀高等学校武道館
    法政大学55・58年館
    乃木神社
    在日メキシコ大使館
    普連土学園
    香川県立丸亀高等学校武道館
    銀座能楽堂
    伊勢神宮内宮神楽殿
    角館町伝承館
    国立能楽堂
     
主な著書    
    「建築作法―混在併存の思想から」(思潮社)
    「建築と気配―大江宏対談集」(思潮社)
    「世界建築設計図集7 国立能楽堂」(同朋舎出版)
     
     
     

 

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