2017年日本建築学会各賞を卒業生3名が受賞

 

 

日本建築学会賞(作品)を受賞した小堀哲夫氏による「ROKI Global Innovation Center - ROGIC -」

 

 

  2017年の日本建築学会の各賞が4月14日に発表になりました。
今年は本学の卒業生が3名入賞を果たしています。
いずれも、本学の卒業生が受賞するのは初めてのことです。
3名の今後の活躍が期待されます。

 


2017年日本建築学会賞(作品)および
2017年日本建築学会作品選奨


小堀哲夫氏(1997年 陣内ゼミ修了)

ROKI Global Innovation Center - ROGIC -

 紹介動画(日本建築学会)
 推薦理由書(日本建築学会賞(作品))
 推薦理由書(日本建築学会作品選奨)

 低層型オフィス空間の典型の一つであった、円形ボールト屋根が作り出す一体空間の下に棚田状に配されたワークプレイスという形式を、巧みな手腕により適切に地形に据えることで、郊外や地方におけるサイトスペシフィックな低層型ワークプレイスの在り方を極めて高い完成度で示した作品であると評されています。


2017年日本建築学会奨励賞(論文)

種田元晴氏(2012年 安藤ゼミ博士修了)

立原道造「無題[浅間山麓の小学校]」鳥瞰図の構図について - 立原道造の田園的建築観に関する研究 -

 推薦理由書(日本建築学会奨励賞)

 日本近代文学に大きい足跡を残した詩人、立原道造の建築家としての側面に着目し、小学校のパースがセザンヌのサント=ヴィクトワール山の絵と深い関係にあることを、立原の頭の中を覗くかのようなスリリングな論述によって解き明かした点が高く評価されました。


2017年日本建築学会奨励賞(論文)

樋渡 彩氏(2016年 陣内ゼミ博士修了)

ヴェネツィアの水辺に立地したホテルと水上テラスの建設に関する研究

 推薦理由書(日本建築学会奨励賞


 包括的研究の存在しない19〜20世紀初頭のヴェネツィアの水際空間の観光開発のプロセスについて、膨大な資料を丹念に読み込み、幅広い視野のもと、テラスの設置などをはじめとする水辺側の建築整備の実態を一つ一つ克明に明らかにした点が高く評価されました。